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ここはSF・オプションパーツ2「ケンタウリ」総集編(一般向け)サイトです。  2008.05.11連載再開に向けてテンプレ修正、エントリをシーン単位に変更。 2008.10.05 連載第8回まで掲載。

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旧作「オプションパーツ」あらすじ(一般向け)

 こちらは、当ブログサイトの「ケンタウリ」読者のうち、閲覧制限サイトを見てはいけない方、あるいは見たくない方のため、「ケンタウリ」の前提となる、帝国史の概要についてお知らせするためのページです。

 皇紀元年(AD2030年)南洋P群島内の自然保護区域にて秘密裏に建国された”帝國”は、宇宙資源の活用によって地球温暖化による世界の破滅を回避する活動を密かに続けていた。
主に小惑星帯で宇宙資源を収集し、静止軌道上の工場衛星では無尽蔵に得られる太陽光を用いて大量の鉄や水をはじめとする有用物資に変える活動は、秘密保持のため帝國宙軍が一手に行っていた。
小惑星資源収集艦の限られた輸送能力を目一杯資源収集に振り向け、採算性を得るために帝國宙軍は全員が脳と脊髄を除き全身を機械化したサイボーグ兵で編成されている。
未知の要因により、サイボーグ兵は全て女性型でなければ精神に変調を来すことが経験的に知られていたため、帝國宙軍兵はみなサイボーグ娘である。
皇帝以下の皇族・八公家の貴族と呼ばれる支配階級は、全て宙軍士官を兼ねるサイボーグ娘であり、即ち帝國とはサイボーグ娘の国家であった。
帝國の平民=シビリアンは、宙軍に一般兵の素体を供出するために育成されている非サイボーグ人口であり、義務教育期間中の観察による素体適性評価に基づいて徴兵される。
宙軍の活動で得られた物資の相当部分は地上に降ろされて、シビリアンの生活に供され、また帝國の表の顔であるP共和国=経済特区を介して輸出されていた。
この仕組みにより、シビリアンの生活水準は地上の石油資源に殆ど依存せずに先進国のレベルを保ち、次世代の素体生産を担うことが出来た。
しかし、世界の大国は依然として資源収奪競争に明け暮れ、地球温暖化を進行させていた。
サイボーグを投入しない宇宙開発においても大量の石油資源が消費され、かえって地上の環境を悪化させていたのである。
これを止めるには、帝國の存在を世界に明かし、歴然たる技術力の差を見せつけて主要国の経済構造を変えさせるしかなかった。
 皇紀104〜106年、将来の宇宙資源獲得競争を回避するとともに圧倒的な技術力を世界に示す目的で資源収集艦のカイパーベルト進出が決行された。
矮惑星・冥王星及びカロンからの突然の電波ジャック・TV中継によって、帝國の存在を世界が知ることとなる。
サイボーグに対する宗教的反発、地上エネルギー資源の価値低下や鉄鋼価格の暴落による経済的反発がない交ぜになって、暴発した大国・北米連は帝國に戦争を仕掛ける。
帝國は核攻撃による皇帝消滅という被害を被りながらも上陸軍を撃退し、隕石攻撃により北米連を沈黙させる。
その後は、北米連の力量低下・準鎖国的政策や比較的帝國よりの姿勢をとる大国・満漢人民共和国による水面下での仲介などもあり、世界情勢は小康状態を保つ。
その間、友好国乗っ取り未遂事件など小紛争を切り抜けつつ、帝國はカイパーベルトで収集した巨大氷隕石の継続投下による金星の一部可住化に成功した。
だが、金星の環境はまだ硫酸地獄であり、大国がその気になれば地球から核ミサイルを撃ち込むことも可能であって、到底安全な素体生産地ではない。
帝國は、より安全な素体生産地の確立を目指している。

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ケンタウリ総集編解説・目次等 |

オプションパーツシリーズ未来編「ケンタウリ」 | (4)娘達の決断 | 13/13

(宙軍研究所 脊髄医学研究部修復研究課)

桃子:「お休みのところよく来てくれました。ここで修復技術を担当している桃子です。
用件は言うまでもなく核の爆風で受けた急峻なG負荷によるあなた方のの問題です。
まずは、とんだ災難でしたね。二人とも再改造と恒星間飛行要員を志望しているのですよね。
送信していただいている経過観察データは今も分析を続けていまして、まずは中間報告です。
今のところトラウマによる一時的行動の麻痺といった異常反応は見つかっていません。
ただ、一部の動作において神経パルスに極短時間ですが息つき波形が見られます。
これは、当該神経系統の細胞体が部分的に損傷し周囲の神経細胞が補完の負荷を負うためです。
直ちに障害が出るわけではないが、長期的耐G性能の観点からは好ましくありません。」

あや:「それはつまり、再改造適用除外になるということですか?。」

ふみ:「そんなぁ。殺生な。」

桃子:「従来の原則からはそうなるのですが、一つ提案があります。」

あや:「何とかなるのなら何とかして下さい。」

桃子:「リスクを伴う提案ですから、良く聞いてから決断して下さい。
私が担当している研究というのは、修復によるサイボーグの長寿命化なのです。
恒星間航行の到達圏が乗員の寿命で制限されることから利点は明らかでしょう。
これに用いる修復の方法とは、ES細胞注入による神経細胞再生になります。
ただ、注入されたES細胞がどんな神経回路を産むかはコントロールできません。
有用な神経回路が生成されなければ寿命延長効果はなく弊害が出るかも知れません。
それで、これまでは、法的に死体とされる公家廟の亡霊を対象に実験してきました。
その結果、生理的欲求の回復といった一定の効果はあったのですがなにぶん亡霊です。
計画的に保存したわけでもないES細胞は超高齢者のものですから活性が低いのです。
そのため、強い自己組織化傾向があった基礎的欲求を司る神経回路しか回復しません。
真に修復の効果を確認するためには損傷がある若い娘で実験する必要があります。
あなた方の状態は損傷箇所を周囲で補完する神経群に良い誘導作用を期待できます。」

ふみ:「それで、人体実験に志願してみないかと言うわけですか。」

桃子:「ぶっちゃけそう言うことになります。ただ、リスクが大きいんですよ。
修復効率を高めるには、生体部分が少ない人工小型の方が有利なはずです。
それで、もし実験を受けるならまず人工小型に再改造してからとなります。
適用認可は、実験に必要と言うことで特別に取得できると思います。
問題は、修復作用が小除去跡の断面にも働く恐れがあることです。
断面に不要な神経回路が形成されて、人工小にノイズを与えるかも知れません。
ソフトウェアによる調整が追いつかなければ、身体制御障害に陥る可能性があります。
修復が成功すれば恒星間飛行も可能でしょう。その代わり、失敗したら障害者です。」

あや:「私は治る可能性に賭けてみるわ。」

ふみ:「そうよ。核ミサイルが飛んでこないところに逃げたいわ。」

桃子:「実験が成功すれば、艦内で寿命延長実験を続けるという私の案も通ります。
つまり、私が恒星間航行艦に乗れるかどうかもあなた方と一蓮托生というわけです。
とゆうことで、宜しくお願いします。」

あや、ふみ:「桃子侯、こちらこそ宜しく。」

桃子:「でわ、再改造手術の予約がとれたら連絡を差し上げます。」


(最も時間のかかる乗員の予備研修や選考に取りかかりました。
艦の建造はブロック工法なので後日開始し、お祭りの間に出来てしまう予定です。
まあ、サイボーグ娘スレなので艦より人が主役ですから。次回−−(5)皇紀200年祭−−

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参考文献
MD ヤコブ病の脳修復 世界長寿ランキング

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