オプションパーツシリーズ未来編「ケンタウリ」 | (6)練習艦 | 28/382008-05-20 Tue 06:44
(火星大工場・宙軍岸壁 高速連絡艦”つがる”口腔エアロック)
かぐや:「あ〜あ、今月は臨時の任務が多いなぁ。しかもこれって港湾労働者の仕事じゃん。 こんなに手の皮膚汚しちゃったら水商売に差し支えるわ。」 美佳:「あのねえ、種原爆の積み込みだよ。外国人労働者なんか使えるわけ無いでしょうが。」 まさみ:「放射能汚染作業だから手の皮膚なら公費張り替えが効くんじゃないかな?。」 かぐや:「そうか、そりゃ良いこと聞いたわ。申請してやろう。」 美佳:「あ、亜衣羅候たちだわ。この高速連絡艦”つがる”で会合地点に行くのね。」 まさみ:「巨大な恒星間航行艦とのドッキングって初めてよね。どうするのかしら?」 かぐや:「あっちのヘッドフィギュアはバカでかいから連絡艦の頭をくわえ込むんでしょ。 なんだかまるで巨人のフェラチオだね。」 美佳:「ぷっ。ホントにかぐやの発想は何でも水商売ベースなのね。」 かぐや:「代々の家業だもん。」 まさみ:「代々シビリアンのまま宙軍兵やっているなんてある意味恵まれてるわね。」 かぐや:「頑張りすぎないのがうちの伝統なのよ。」 美佳:「あれっ?。かぐやの曾祖母さんて核パルス艦操舵員1号じゃなかったっけ?。」 かぐや:「あの時代、家庭と軍務が両立する短期任務専従ポストなんて他に無かったのよ。 おまけにひいお祖母ちゃんは脊髄障害持ちで人工小脳化の優先順位が高かったしね。」 まさみ:「なるほど。今と違ってイオン推進艦で冥王星まで飛んでいたのよね。」 かぐや:「さて、この箱でお終いね。倉庫扉閉鎖よし、艦橋誰か居ますか?。」 朝子13世:「こちら”つがる”操舵員、荷役終了確認した。1分後に口腔エアロックを閉じる。」 かぐや:「さあ帰ろう、あ、手の皮換えて貰わなくちゃな。」 美佳:「いま応答した操舵員の素体番号ってたしか皇族の番号帯だったよね?。」 まさみ:「そりゃそうよ。第2組の候補者が”つがる”を動かしていって第1組と入れ替わるでしょ。 たしか、皇孫の朝子13世殿下が第2組の主任操舵員だったわ。 あの方は将来の植民地で皇帝の名代にあたる地位に就くために送り込まれたって噂だわ。」 かぐや:「ふ〜ん、お上もそこまで考えているってことは地球がマジ危ないのかな。」 Prev ←→ Next |
オプションパーツシリーズ未来編「ケンタウリ」 | (6)練習艦 | 27/382008-05-20 Tue 06:35
(”ぐりーんらんど”)
みらい:「対火星相対速度秒速4キロ。」 洋子:「融合弾射出停止、イオン推進用意。」 亜美:「融合弾止めました。補助推進器ナセル展張します。」 みらい:「後方視界かなり開けています。」 まりな:「ディモスと火星大工場を視認しました。」 みらい:「この位置だと係留地点に合わせるには2分後から秒速1キロの減速が必要です。」 洋子:「補助推進器だけだときついかな。種原爆を2発使おうか。」 亜美:「了解。補助推進器ナセル収納、種原爆装填弾数2、1分後に射出します。」 洋子:「総員衝撃注意。」 亜美:「種原爆連続発射、爆発よし。」 みらい:「減速十分と思います。」 亜美:「補助推進器ナセル展張します。」 洋子:「直ちに補助推進器全開。」 Prev ←→ Next |
オプションパーツシリーズ未来編「ケンタウリ」 | (6)練習艦 | 26/382008-05-20 Tue 06:29
(火星大工場・ベイサイドホテルロビー)
皇孫・第二組先任士官・朝子13世:「艦長、全員そろいました。」 亜衣羅:「よろしく、殿下。」 朝子13世:「殿下はやめてください。」 亜衣羅:「いいえ、首尾良く植民できたときの副皇帝候補として自覚を持ってもらわないと。 絶対に合格しなくてはならないからこそ、もちろん任務は厳しくこなして貰いますよ。」 朝子13世:「もちろんこの顔に賭けて恒星間航行艦のヘッドフィギュアは私のものにします。 でも、おそらく洋子叔母上も合格するでしょうから副皇帝に推されるとは思いませんが。」 亜衣羅:「今回の候補者では貴女が性格、能力、年齢全ての点で現地副皇帝の第一候補なのです。 洋子殿下ももちろん有力ですが、遺伝子型が傍流だし、さすがに50年後では高齢過ぎます。 帝国における新素体生産地の地位を高めるために、統治者には最も強力な皇統が望まれます。 皇統の濃い貴女が自ら操舵員として星間を渡りきれば誰もが貴女を推すことになるでしょう。」 朝子13世:「経験の浅い私にはよく判りません。とりあえず目の前のことに集中するだけです。 さ、参りましょう、連絡艦搭乗時間です。全員整列、艦長に続け。」 Prev ←→ Next |
オプションパーツシリーズ未来編「ケンタウリ」 | (6)練習艦 | 25/382008-05-20 Tue 06:24
(減速の続く”ぐりーんらんど”)
みらい:「火星軌道面まで10万キロ、面内位置火星後方9万キロの直上。」 洋子:「少し前方に針路を寄せようかしらね。交差位置、後方3万キロに合わせられる?。」 亜美:「行けます。減速継続のまま微速でジャイロ回します。」 洋子:「総員、加速度の微変動に注意。」 亜美:「軸線、垂直より前方5度に変更しました。」 みらい:「推力異常なし。艦内各部異常応力無し。減速継続時の運動予測計算中。 交差位置、火星後方3万に合いました。交差時の運動、極方向0、対火星速度差、追尾で秒速10キロ。」 洋子:「上手いわよ。あとはそのまま面内で調整すれば一発で静止軌道に入れるわね。」 みらい:「地球圏と違って停止寸前まで核パルスが使えるのはやっぱり楽ですね。」 華子4世:「火星付近は管制を無視する外国船が居るかも知れないから気を付けて。」 洋子:「後ろ向きだから操舵員だけでは危ないわね。艦橋オペレーターは後方カメラに視覚接続。」 みらい:「既に接続しています。推進中ですから後方視界の中心部は視認不能。」 洋子:「あと二人加えて周囲を120度ずつの分割監視にします。ゆかり、まりな、出来るか?」 ゆかり:「手は空いていますが、現配置が弾庫準備室です。加速停止後に移動しますか?。」 洋子:「再装填も一応考えた方が良いから配置はそのまま、脳だけ貸して。」 ゆかり、まりな:「了解。視覚接続します。」 洋子:「3人とも中距離電探データを視覚にオーバレイさせて。」 みらい:「電探はいくらか内側まで見えてますがやはりノイズが大きいですね。」 華子4世:「恒星間航行中なら真後ろの小障害物は核の爆風で排除できるから問題ではないわ。 ところが今日みたいな太陽系での入港だとその排除した物体が満漢の隕石鉱夫船かも知れないわけだ。 まあ、これだけ派手に光っているところへわざわざ突っ込む馬鹿は居ないでしょう。 外国船ならぶつからなくても接近しただけで放射線浴びて乗員全滅だからね。 ただ、収益重視一辺倒の隕石鉱夫には管制の話をろくに聞いていない奴がいるかも。 だから一応精一杯後ろを監視するのよ。」 Prev ←→ Next |
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