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ここはSF・オプションパーツ2「ケンタウリ」総集編(一般向け)サイトです。  2008.05.11連載再開に向けてテンプレ修正、エントリをシーン単位に変更。 2008.10.05 連載第8回まで掲載。

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オプションパーツシリーズ未来編「ケンタウリ」 | (5)皇紀200年祭 | 1/12

(”ケンタウリ”の続きです。)

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 恒星間航行艦の艦体製造に使う6基の工場衛星が完成し試験操業が始まった。
前部船体、後部船体、爆風受けの専用工場と3基の中間コンテナ工場だ。
工場衛星のベイ部分を延長しぶち抜きで1個のドックにした巨大構造物である。
艦体素材の主成分は鉄だから、資材は既存工場の元々過剰な生産能力でそのまま賄われる。
後部船体に4個取り付けられる補助推進器や艤装品はすべて既存の工場衛星で製造される。
造艦本部は、全力でかかれば1隻作るのにかかる時間は40日ほどだという。
だが、当面は小手調べに乗員訓練用の練習艦を建造することになっている。
なにしろ、新年早々に催す皇紀200年祭のため地上に降りる者が多い時期である。
フル操業するのは、祭りが終わってからと言うのが国中のお約束だ。
 いにしえの百年祭では、皇居一周バレエパレードが行われた。
200年祭がまるっきりそのパクリでは、歴史上で私の治世の印象が薄くなってしまう。
やるならフィギュアスケートだ。幸い、100年前よりも氷事情は抜群に良くなっていた。
熱帯の本国で氷を作れば膨大な電力が必要だが、余所から極低温の氷を搬入すれば不要だ。
そして、我々の頭上には極低温の氷とそれを降ろす容器が有り余っている。
帝國が消費する資源の過半が隕石から収集されている。メインベルト隕石は目方の半分が鉄だ。
他の物質を必要なだけ採れば必ず鉄が余ってしまう。地上で鉄を作ればエネルギーを消費する。
製鉄は地球温暖化の最大要因である。空気が無い宇宙で得る鉄資源は還元せずそのまま使える。
これを地上に降ろして安く輸出すれば、地球温暖化の主原因となっている産業が破壊される。
近年、わが帝國は大国やその財界の反発に臆することなく鉄製品の大量輸出を行っている。
製品を地上に降ろす降下カプセルも鉄製品で、リサイクルを容易にすべく規格化されている。
かたちの決まったものに、色々な製品を積めばかなり隙間が生じる。
カイパーベルトからの輸送体制が整った現在、かつて貴重だった水も極低温の氷なら余っている。
隙間に余った氷を積んで計画的に降ろし、10年間で100万トンの氷を地下の氷室に蓄えた。
普段は温度差発電に使っている。一部使えば熱帯でも巨大スケートリンクをたやすく作れるのだ。
後は切り出して地下鉄で運び、宮殿を巡る環状道路に敷き詰めるだけで祭りの舞台が出来上がる。

上級皇族SNS・皇帝朝子10世のブログより

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