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ここはSF・オプションパーツ2「ケンタウリ」総集編(一般向け)サイトです。  2008.05.11連載再開に向けてテンプレ修正、エントリをシーン単位に変更。 2009.07.20 連載第9回まで掲載。

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オプションパーツシリーズ未来編「ケンタウリ」 | (7)方面軍編成 | 6/15

(宙軍研究所 脳脊髄医学研究部脳修復研究課)

桃子:「よし、このコンテナで今日の準備作業はお終いよ。終わったら貴女たちの開頭検査をやるわ。」

あや:「え〜っ、7日前にやったばかりなのにまた頭開けるんですかぁ。」

桃子:「六芒星原爆事件の時の傷が完全に消えそうか見極めなくちゃまずいのよ。
もしも恒星間航行に耐えられないおそれありとされたら、即刻乗員候補から外されるわ。
前回検査ではあと一歩まで来ていたからなんとか行けると思うけど早く確定したいの。」

ふみ:「この髪型気に入ってたのにまた坊主かぁ。くすん。」

あや:「そうそう、ここではすぐ最植毛できるから良いけど、恒星間航行艦ではどうするんですか。
確か、人工毛髪の艦内生産施設は一人当たりだと6ヶ月に1回しか出来ない程度の生産力ですよ。」

桃子:「ああ、その事だけど航行中は植毛無しにしてもらうわね。」

ふみ:「43年間スキンヘッドですかぁ!。そんなぁ。」

桃子:「あのねぇ、貴女たちは脳修復技術の伝承要員であると同時に実験動物なのよ。
環境変化が脳修復痕にもたらす影響を毎週継続して測らなければいけないでしょ。
それに老化現象の抑止効果について詳細なデータを残すのが主な任務でしょうが。
その代わり成功すれば誰よりも長く生きられるんだから我慢しなさい。
今のうちに最高級のヅラを43年分買い込んでおく事ね。
うん、あっちの資源次第では往復プラス調査で90年分必要かも知れないわ。」

あや:「実験動物、そうでしたね。しょぼ〜ん。」

はるか:「お邪魔します。桃子候、脳の調子診てもらう時間取れますか?。」

桃子:「あら、良いところに来たわね。いまこの二人の開頭検査をするところだったのよ。
2人やるのも3人やるのも計測器立ち上げの手間は一緒だからオッケーよ。
あやもふみも第二組次席操舵員候補のはるか伍長は知り合いだったわよね?。」

ふみ:「交代待ちの時に火星大工場のベイでお会いしています。お久しぶりです。
でも、はるか伍長が脳修復を受けていたというのは知りませんでした。」

はるか:「いや、私は動体視力向上をねらって脳の強化を試しているのよ。」

桃子:「ところで、実際飛んでみて目の見え方に効いてる感じしてるかしら?。」

はるか:「光速の1%を超えるの自体が初めてでしたから比較のしようはないです。
帰りの高速連絡艦だと逆に遅すぎて視力が上がった実感はやはり判りませんね。
ただ、日常生活では以前より細かい物が目に付くようになった気がしています。
それで、実際脳内で何が起こっているのか確かめたくて来たんです。」

桃子:「そうねぇ、感覚って進化と同時に慣れてしまうから気付きにくいのよね。
やっぱり直接測定してみるのが一番早いってことなんだわ。
じゃあ、あやとふみは準備ぐずぐずしてるから先に貴女を診ましょう。
そこのいつも使っている獄門台に首をセットしてちょうだい。」

はるか:「循環切り替えよし、首リモート、首ロックレリーズ・・・
よし抜けたわ、じゃあセットしますよ。」


桃子:「さすがに操舵交代で慣れているから首外しは素早いわね。」

はるか:「そりゃまあ、首だけ使う商売ですし緊急交代もあるので。」

桃子:「で、早いのは良いんだけど先にヅラ外しておいて欲しかったなぁ。」

はるか:「あ、しまった。つい操舵交代時の癖で忘れちゃいました。
ヅラロックレリーズ、すいません、取ってもらえますか。」

桃子:「はいはい、御開帳〜♪」

あや:「えっ、スケルトン?!」

はるか:「ヅラで隠れる範囲だけが透明なハーフスケルトン頭皮よ。
まめに脳のチェックをやるならこれが一番便利だわ。
サファイヤの削り出しだから強度、透明度とも優れているしね。」

ふみ:「でもぉ、全く植毛できないのはきついですね。」

はるか:「私、坊主嫌いじゃないから。」

桃子:「あやとふみも出発までにこれと同じ頭にしておくのよ。」

あや:「スキンヘッドどころか脳見せスケルトンですかぁ。」

ふみ:「しかも殆ど一生。ショックぅ。」

桃子:「はるかの検査はすぐ済むからね、うだうだ言ってないでさっさと剃ってきなさい。」

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テーマ:自作連載小説 - ジャンル:小説・文学

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