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ここはSF・オプションパーツ2「ケンタウリ」総集編(一般向け)サイトです。  2008.05.11連載再開に向けてテンプレ修正、エントリをシーン単位に変更。 2008.10.05 連載第8回まで掲載。

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オプションパーツシリーズ未来編「ケンタウリ」 | (8)南へ | 6/11

(”ぱぷあ”)

洋子:「発進100秒前、非番乗組員は耐G体勢、全員身体集中監視システム接続。
全操舵員人工小脳タイマー同期はじめ。」

亜美:「旗艦操舵員同期パルス出します。90,89,88・・・各艦応答良好。」

洋子:「種原爆用リニアカタパルトメインブレーカー接続。」

向日葵:「全艦全基通電完了。」

洋子:「続けて融合弾用リニアカタパルトメインブレーカー接続。」

向日葵:「同じく全基接続完了。」

洋子:「よし、各操舵員に点火権限付与。」

亜美:「権限受領よし、射出開始30秒前。」

洋子:「全乗員耐G体勢。想定加速度4G、継続時間20時間。」

向日葵:「身体データ異常者無し。」

亜美:「3,2,1,射出・・・種原爆点火・・・融合弾誘爆異常なし。」

洋子:「僚艦の位置関係は?。」

さくら:「”ぼるねお”前方200キロメートル、左10キロメートル。
”まだがすかる”後方9キロメートル、上10キロメートル。
”ばふぃん”前方11キロメートル、右10キロメートル。
”すまとら”前方4キロメートル、下10キロメートルです。」

洋子:「加速力誤差はまあまあかな。”ぼるねお”は正確に合っているわね。
他の3艦は横さえ合っていれば爆風干渉は避けられるけどいまいちだわ。」

向日葵:「”ぼるねお”には順番が先に来るのに配慮して一番良い操舵員が配置されてますからね。」

洋子:「そうだけどいずれ全員艦の癖に慣れて貰わないとね。」

さくら:「相対位置情報は各艦に流しました。調整指示も必要でしょうか?。」

洋子:「あんまり拘ると加速効率が落ちるから今はやめておきましょう。
休止期間を挟んだ次の加速から装填弾数を調整すれば十分かも知れないし。」

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オプションパーツシリーズ未来編「ケンタウリ」 | (8)南へ | 5/11

(火星大工場・方面軍仮設司令部)

かぐや:「艦隊、爆風干渉回避隊形の占位完了。」

有栖:「再度方向の障害物チェック。」

かぐや:「探知可能範囲に物体ありません。」

有栖:「方面軍司令官より恒星間航行艦隊司令へ、発進カウントダウン開始せよ。
発進時より直ちに核パルス推進連続使用を許可する。
実時間音声通信の維持は0.02光速到達までとする。
以後の連絡は圧縮パケット通信のみとし、隊内指揮は艦隊司令に一任する。
定時報告は12光時到達まで極力2時間間隔を維持。
でわ良い旅を。」

かぐや:「旗艦司令より確認。100秒前。」

有栖:「火星大工場管制部へ、観測ドームおよび外部カメラ閃光抑止フィルタ作動せよ。」

かぐや:「あ、すいません。閃光対策の指示していませんでした。」

有栖:「まあ、艦隊は散開しているから絶対必要というわけでもないがね。
一応、観測ドームに群がっている外国人から目を痛めたなんて文句言われても困るし。
やつらの中にはすぐに謝罪と賠償とか言い出す低脳人種も混じっているからねぇ。」

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オプションパーツシリーズ未来編「ケンタウリ」 | (8)南へ | 4/11

(2番艦・”ぼるねお”)

艦長・亜衣羅:「本艦は1直目の先行よ。一番遠いからね。」

主席操舵員・朝子13世:「補助推進器ナセル展張、原子炉全開、位置決めははるかに任せるわ。」

次席操舵員・はるか:「了解。グリッド昇圧よし、推進。爆風干渉回避隊形占位点まで600秒。」

艦橋オペレータ・みさき:「旗艦、定位置まで300秒。」

朝子13世:「旗艦が定位置に達したら報せて」

みさき:「もちろんです。あと180秒。」

はるか:「散開方向に速度乗りました。戻し用意、方位角修正。推進剤停止。グリッド減圧。」

みさき:「旗艦定位置に静止しました。」

はるか:「こちらはあと20秒で後進かけます。」

みさき:「旗艦相対位置、爆風圏を外れました。」

はるか:「後進かけます。静止まで60秒。静止しました、原子炉アイドルに戻します。
補助推進器ナセル格納。」

亜衣羅:「方位角発進方向に、司令部の発進指示までポジション維持。」

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オプションパーツシリーズ未来編「ケンタウリ」 | (8)南へ | 3/11

(火星大工場・方面軍仮設司令部)

かぐや:「連絡艦すべて離脱しました。ここまで異常なし。」

有栖:「恒星間航行艦乗員の点呼、それから密航者の侵入がないか再度チェックさせて。」

かぐや:「点呼はオンラインで完了しています。
乗員の脱落や乗り間違いはありません。
密航者については積み込み貨物のスキャン画像と各艦のエアロック監視映像を転送させて港湾保安部が人海戦術で確認中です。
あと20分ですべて見終わる予定になっています。」

有栖:「進入禁止空域に未確認物体はないわね?。」

かぐや:「極方向より30度の空域に無許可艦船の進入はありません。」

有栖:「最近出港した満漢鉱夫船の動きは全てチェックしたの?。
やつらはめぼしい隕石を見つけたらこっちの都合なんかお構いなしなのよ。」

かぐや:「13隻出ていますが、すべて赤道面10度以内のメインベルト指向です。」

有栖:「北米連やス連の連絡船におかしな動きはないわね?。」

かぐや:「ベイ停泊中の5隻を除いて火星から30万キロ以内には居ません。
乗員は殆どが下船しており、大部分は観測ドームに集まっています。
外国のやつらだってやっぱり史上最大の宇宙艦隊発進を見たいんでしょうね。」

有栖:「油断したら駄目よ。破壊工作の疑いは無いの?。」

かぐや:「もう1年前から歓楽街での言動監視は続いていますが、危険な兆候はないですよ。
私の店でもたまに工作員風の客は見かけますがせっぱ詰まった感じの奴は居ませんね。
みんな遠巻きに監視しているだけって感じです。
そりゃそうでしょう。
満漢みたいな棄民政策でもしない限りは目先の資源争奪戦なんて月か精々火星止まりです。
火星でも水資源は殆ど我々が持ってきた氷隕石だけが頼りです。
長い目で太陽系外も重要だと理屈を言ったところで、外惑星すら手が出ない国にとっては人ごとでしょう。」

有栖:「そうかい。水商売やっていれば肌で解るというわけだね。」

かぐや:「ええ、うちは代々そっち方面強いものですから。
さて、密航チェック済みましたね。
乗員の私物を含めてリストにない長さ1センチ以上のものは一切積み込まれていません。」

有栖:「よし、全艦に通達。方位転換はじめ、真を中心に開角0.1度で散開準備。」

かぐや:「60秒で方位転換終わります。」

有栖:「補助推進器にて各艦爆風干渉回避隊形に占位。」

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(”ぱぷあ”ヘッドフィギュア口腔エアロック)

洋子:「ここまで見送りに来ていただけるとは恐悦至極にございます。
既に発進配置に就いているため代表4名しかエアロックに来れないのが残念です。」

華子4世:「あまり迷惑をかけたくなかったので適切な判断に感謝するわ。
今さら伝えたいことがあるわけでもないし後方指揮も有栖公に任せているからね。
ただ、自分が行けなくて悔しいから未練がましく艦を見に来ただけ。」

洋子:「艦の建造、耐環境ボディから生活雑貨まであらゆる難問の解決に奔走されましたからね。
ここまで完全なお膳立てをなさって自らは後方支援に回らなければならない悔しさはお察しします。
私としては1人でも多く無事にアルファケンタウリへたどり着くことでお応えするしかありません。
そして適当な惑星が存在するなら必ずやそこを素体生産地にしましょう。」

華子4世:「亜美、艦長がいくら意気込んでも結局成否は貴女たち次第だからね。」

亜美:「目を皿にする習慣は十分首に染みついたつもりです。お任せ下さい。」

華子4世:「向日葵、補充が効かない爆風受けのお守りは大変だけど頼んだわ。」

向日葵:「小さい傷なら補修出来る目処は立っています。無理はしません。」

華子4世:「不知火、素体生産地の生産性は生活習慣次第だからね。」

不知火:「貴女が開発されたコンロを宇宙一有名な厨房器具にして見せますよ。」

華子4世:「さて時間だわ、これ以上お邪魔出来ないので退散します。
発進の時、私は”ぐりーんらんど”の娘たちと傷をなめ合っています。
もしも指示を仰ぐ必要があったら仮設司令部の有栖公に言って下さい。」

洋子:「なるほど。東宮様の精神衛生上はそれが一番ですね。」

華子4世:「連絡艦、質量最終確認良いわね?。よし、エアロック閉鎖よ。
でわ、みなさんごきげんよう。」

洋子:「ごきげんよう、東宮様。次席操舵員、連絡艦を放せ。みんな配置に戻って。」

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