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ここはSF・オプションパーツ2「ケンタウリ」総集編(一般向け)サイトです。  2008.05.11連載再開に向けてテンプレ修正、エントリをシーン単位に変更。 2008.10.05 連載第8回まで掲載。

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オプションパーツシリーズ未来編「ケンタウリ」 | (8)南へ | 10/11

(北米連大統領執務室)

国防長官:「火星の核査察官から報告です。小娘帝國の恒星間航行艦隊が出航したようです。」

コハマ:「もちろん知っているよ。やつらの衛星テレビが派手に軍艦マーチ入りのニュースを流したところだ。」

国防長官:「取りあえず遺憾の意を表明しなくて良いのですか?。」

コハマ:「気にくわないが火星以遠で核パルスを使う分にはなんの条約違反でもないからな。」

国防長官:「そうですね。仕方がないですね。こっちで出来ることを考えるのが先決ですかね。
ところで改造協会から推薦リストが来たのですが確認されますか?。」

コハマ:「最終的には私の責任で決めなければならないだろうが、全部だと多すぎる。
まず、国防総省の専門家が実現可能だという希望だけに絞り込んで欲しいな。」

国防長官:「その実現性の線引きなのですが、お考えを伺いたいところがあります。
例えば宇宙に行くというので勘違いしたのかアストロウォーズのキャラクターになりたいなんてのが居ます。
我々の想定用途は火星の核査察官ですから対外的に非人間型は使えないだろうと思うのです。
いくら技術的に可能でもあまり酷いものは私どもの判断で却下して宜しいですね?。」

コハマ:「全く使えないものは仕方が無かろう。だがなるべくカドが立たないようにしたいな。
募集しておいてたった2〜3行の文書で却下では冷たすぎるからな。
それからあまり却下率が高すぎるとリップサービスだったのかということで信用を失うぞ。
例えば査察官に使えなくてもブラックホール実験施設の建設労働なら使えないか考慮するんだ。
結果を改造協会に返す前に却下理由を集計して持ってきてくれ給え。
十分使い道を模索せず安易に決めてくるようなら再考して貰うこともある。」

国防長官:「かしこまりました。少なくとも私が理解出来ない理由でいきなり落とすことはさせません。」

コハマ:「よろしく頼む。」

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オプションパーツシリーズ未来編「ケンタウリ」 | (8)南へ | 9/11

(”ぱぷあ”)

亜美:「融合弾第一次装填数射出終了まであと30分です。」

洋子:「各艦1000発を残して一旦止めさせるようにして。
それから僚艦の相対位置をもう一度正確に確認しなさい。
推進剤を節約したいから核パルスの数と角度を微調整して隊形を整えるのよ。」

さくら:「指令送信しました。受領確認。」

向日葵:「残り1000で融合弾の給弾自動停止に設定しました。」

さくら:「通信波の応答位相解析終わりました。相対位置を報告します。
”ぼるねお”前方220キロメートル、左15キロメートル。
”まだがすかる”後方13キロメートル、上18キロメートル。
”ばふぃん”前方15キロメートル、右12キロメートル。
”すまとら”前方14キロメートル、下13キロメートルです。
数値各艦に送信しました。受領確認。」

洋子:「4Gで8時間加速を続けてこの程度のばらつきなら上出来だわ。
でも先頭艦のローテートを16時間の加速休止時間内に完了するには微調整が必要ね。」

向日葵:「それには時速20キロの相対速度差も付けなければなりません。
やはり毎回イオン推進で修正していたらいずれ推進剤が足りなくなるでしょう。
現状ですと”まだがすかる”は10から11発多めに撃たないと合いませんね。」

洋子:「それでは糊代も考えて本艦の設定を方位現状のままで980発にします。
他の艦はこれを基準に16時間後の位置が次の隊形に接近するよう向きと数を調整させて。
それからローテート中の相対位置入れ替わりを利用して相互に爆風受けの画像を撮るように。
向日葵は全艦の画像を比較点検して損傷がないか確認してちょうだい。」

向日葵:「そうですね。最初は入念に見た方が良い。
練習航行時に問題は起きていませんが回航で使った代用気化爆弾の煤は気になります。
微細なものが残ってホットスポットになる可能性は否定しきれませんから。」

さくら:「出航準備中に完全クリーニングをしてくれたのではありませんか?。」

向日葵:「その通りだけど巨大な爆風受けを顕微鏡で検査するわけに行かないでしょ。
核パルスを焚いたら瞬時に蒸発はするけどそこで温度むらが出たら傷がつく余地もあるわ。」

さくら:「解りました。その要点も各艦に配信しておきますね。」

亜美:「加速停止まで30秒です。」

洋子:「総員無重力対応体制用意。停止後直ちに再加速条件を検算。5分後に調整加速を開始せよ。」

亜美:「止まりました。」

さくら:「相対位置変動は200メートル未満。各艦計算エラー無し。船体角度合わせよし。」

洋子:「予定通り弾数980で再加速。」

亜美:「種原爆装填よし。射出5秒前、4,3,2,1,発射。融合弾射出開始・・・誘爆確認。」

洋子:「再加速終了後直ちに各部点検。問題がなければ交代休息体勢に入る。」

さくら:「加速止みました。これでようやく秒速2800キロ、光速の0.94%かぁ、先は長いですね。」

向日葵:「そういうこと。だから爆風受けが早々に劣化したら困るの。最悪その艦を放棄することになるわ。
ところで僚艦の撮影最適位置通過時刻は掌握したわね?。しっかり頼むわよ。」

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